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テーパリング、パフォーマンス
テーパリングとは
単純に日本語訳すると「徐々に減らしていく」と訳されます。
主となる大会・レースに向けてトレーニングの量、強度を減少・低下させることで疲労を抜き体調を万全の状態に整えることでレースで最高のパフォーマンスを発揮することです。
また、トレーニング量・強度の調整と並行してテクニックの練習や栄養摂取についても改善を狙います。
テーパリングの期間はおおよそ7〜28日となることが多いです。
その間、徐々にトレーニングによる刺激を軽いものへ調整し身体の回復と水分補給を促します。
また、食事面でも筋および肝グリコーゲン貯蔵の増加を促すことでレースでエネルギー切れを最小限にすることを狙います。
テーパリングの種類（モデル）
線形（リニア）モデル
テーパリング期間を通じて日々のトレーニング量を徐々に減少させる方法です。
ステップモデル
トレーニング量を急激かつ、かなり（50%以上）低減させ、テーパリング期間中はそれを維持する方法です。
漸進的（プログレッシブ）モデル
線形およびステップテーパリングのモデルを組み合わせておこないます。
素早く10〜15％の急激なトレーニング量の低減とそれぞれの段階で少しずつ量を減らす方法です。
個人的見解ですが、マラソンレースに参加する場合、線形モデルがおすすめです。
ただし、1つだけ注意点があり「ディトレーニング」の影響も念頭に入れておく必要があります。
ディトレーニング
トレーニングの中断や量・強度の低下により刺激が少なくなりすぎて体力や筋力の低下がおこることを言います。
ディトレーニングを避けるために、身体への刺激は多少なりとも必要になります。
要するに、レース前のテーパリングでも完全にトレーニングを休む（休みすぎ）はNGということです。
軽いジョグ、軽いスピード（流し＝ウインドスプリント）などはパフォーマンス向上のために必須です。
まとめ
テーパリングとはレース本番に向けた「調整期間」です。
ベストパフォーマンスを発揮するためには疲労を抜いて、体調を万全に整えるコンディショニングが大切であり初心者ランナーから上級者ランナーまで必須の考え方になります。
レースのぎりぎりまでトレーニングで追い込んでも良い結果は出ません、絶対に！
あらかじめテーパリングの考えを組み込んだトレーニング計画を立てておきましょう。
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